作詞・作曲/坪内 佐智世


また空を見上げている しっかり手をつないで
足元は僕に任せっきりで 
君は月を見ている

頭の上 翳りも無く 蒼い光線 文句は無い
君の首の白い線は 月へと続く抜け道のよう

この僕にはただの満月 夕べより少し円いだけの満月
まるで言葉を交わすように 空に向けたその指は
もしかして月に帰るの

昔々その昔 地球は男の星で 
女は月から舞い降りてきて
夜ごと 時間をずらす
そこに風が生まれて 波ができる


短い返事しかしないね 深い夜空にひとり浮かんで
君の中の月が疼き まだ 光と呼び合うのか

月が相手じゃ 殴れもしないよ
手を引いて走ったって キスしたって見られている

まるで 月に抱き上げられていきそうで
不意に指を強くからめた つなぎとめたのに


また空を見上げている しっかり手をつないで
足元は僕に任せっきりで 君は月を見ている

また空を見上げている しっかり手をつないで
月が君を吸い上げてゆくなら
僕は海へと歩いて 迷わず波になるよ
君の光を残さず浮かべて 輝かせる
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月と風と波