| 6月の風 〜思考試行錯誤〜 |
自覚は無いとはいえ6月は一応、肉体的に世に出たとされている月で、 しかしこれまで長いことなんの親しみももてずにいた。 ムシムシするだけやし、とか。中途半端やし、とか。 そう言われても、とか。誕生日おもしろくないし、とか。 けど、今年は5月の終わりだったか6月始まったすぐだったか、 ああ、いい風だ、 と感じた瞬間があった。 ので、6月を肯定してみることにした。 で、6月なんだもの、真珠を持つことにした。 で、思い立ったらすぐ動くあたしとしては、即、本気の真珠店に出かけた。 で今あたくしの指と耳には、 うっすらピンク味を帯びた柔らかな光を放つあこや真珠。ほほ。 真珠もダイヤもなんにも知らぬゆえに、尋ねまくる客。 そしてこれは嫌いこれは嫌いとはっきりきっぱりと次々にデザインを否定していく消去法。 そうこうしているうちに確かに、おっ・・・☆と感じられるものに行き着く不思議。 普段使いできる自然なデザインもあるもんなんだな〜、と今ごろ知る。 夏帯も麻の白いのを買ってみた。 普段用の帯も着物も うちにあった忘れられたような古いのをありあわせで着ていただけだったので 初めて自分の普段用。 身に着けるものに白が多いなんて、以前には不安で仕方なかったことだけれど にんげん、変われば変わるものだ。 ここで前っから変わる変わると呪文のごとくに唱えていた甲斐もあったっていうもんだ。 更には以前コート買ったことある店からのちょっとパーセントOFFのお知らせ葉書に従い、 行ってみて素直に選んで春夏物買ってみたりもした。 バーゲンの知らせでふつうバーゲンに出向くことなど無かったこのオレだが。 ・・・・・というふうに、まずは身の回りのモノが 6月の風によって塗り替えられた感じだ。 いかんせん、慣れない買い物が続いたもので ただいま買い物疲れ中。 そおかー。 そおですかー佐智世さん。 そおなのねー佐智世さん。 遅い遅い月がさっき夜風の滑り込む窓から覗いていたけれど、 それももう傾いて消えてしまった。 夜中バージョンのボリュームで、ヘレン・メリルが歌い続ける。 こういうふうに力をいれずに歌うのです。 2006.6.16 |